結婚指輪 カルティエ のサイズ直し の仕方
今回はサイズの直しご紹介。
石も留まっていない指輪なので、難易度的には問題ありません。。。。
ただ レーザーで彫られた刻印が、、、、
はい、カルティエさんのサイズ直しです 今回で2回目。
カルティエさんの指輪って、旋盤で作ったようなカチッとしたデザインが多いので
元々の形状を崩さないようにサイズ直しするのはちょっとたいへん (^^;)
ブランドさんによってはサイズのお直しを受け付けず、新品と交換というのも
そういう理由なのかなぁ、、、、
さて、2番延ばしということで、、、
まずはパーツ作り、、、
さらにローラーで差し込むパーツの寸法出し
切ったところに差し込みます。 うん、パーツの寸法はちょうどよさそう (^^)/
ロー付け~ (溶接です) とロー、っと溶かします (^^;)
真横から見るとこんな感じ、、、、
サイズが出てるか確認するため、内側を整えてあります。
ばっちり狙ったサイズが出ていたので、ヤスリで整えていきます。
今回の指輪ではここが一番気を使いました
リングの厚みや幅ムラがないように、そして斜めにカットされている面が
周りの面と馴染むように、、、 ココが崩れてしまうと、指輪が台無しです
ヤスリがけが終わったら少しづつ目の細かい工具で研磨していきます。
指輪の一番上がサイズ直しをした箇所です。
さらに研磨を続けて、、、 最終研磨前です。 (こちらも指輪の一番上がサイズ直し箇所)
後は最終磨きのバフ掛けという工程です
と、その前に お預かりした時の状態は、、、、
8年前のものなので小キズがかなり付いています。。。
コレがサイズ直しと新品加工で、、、
こんな感じに
どの画像も指輪の一番上がサイズ直し箇所です
真横から見ると、、、
リングの裏側は、、、 やはり真円出しのときに小キズが付いてしまっています。。。。
ふぅ~、ただ何とか無事サイズ直し完了です~~
今回のサイズ直しではルーペなどでよく見るとキズが残っています。
また、真円もきちんと出ていません。
もっと真円を追うとカルティエのレーザー刻印にキズが入ってしまうしかもしれないし
キズを取るためにはもっと深く研磨をしなくてはならない、、、
もちろん、工賃=サイズ直しにかけられる時間も関係してきます。
なので、この指輪の完成度が一番高くなるには、、、 ということを自分なり考え
サイズ直しをしてあります。 あとはお客様が喜んでもらえればうれしいです
今日はサイズ直しを画像多めで文字少なめのブログで紹介してみました
それでは仕事に戻ります~
製作ブログではカルティエのラブリングのサイズ直しなどもUPしています。
プラス5.5番というサイズ伸ばし、、、苦労しながらも何とか納品できました(^^;)
カルティエ ラブリングのサイズ直し(+5.5番) ぜひご覧ください(^^)
またエッグのホームページでは今までのアフターケアの内容を一覧で見ることができます。
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