リング変形直し

公開日:  最終更新日:2026/02/24

 
今回はカルティエ ラブリングの変形直しのご紹介です。
 

最初に持ち込まれた時の状態です。。。
ラブリング カルティエ 変形直し01
顕微鏡で指輪を確認しながら、、、正直、これは無理と思いました。
 

仮に直せても強度的にかなり落ちてしまうし、リングの内側のカルティエ刻印や文字入れも完全に消えてしまいます。 また、リングを広げる過程でリング側面にキズも入ると思いました。
 

ただ、お客さま的にはこのラブリングにかなり強い想い入れがあるようだったので、、、
ラブリング カルティエ 変形直し02
修理に取り掛かって無理そうならそこでストップを掛けて、工賃もいただかないです。
 

いけそうなら お見積もりを出し、それがご予算内であれば進めていく。という、スタンスでお引き受けしました。 そのぐらい自信がなかったので。
 

まずは、指輪を広げる際に地金が割れることを少しでも防ぎたかったので、、、
ラブリング カルティエ 変形直し03
地金をなまし(柔らかく) ながら、ゆっくりと広げていきました。
 

顕微鏡で金属のシワや割れが出ているのかチェックしながら少しづつ広げていきます。
ラブリング カルティエ 変形直し04
 

ようやくここまで広がってきました!!
ラブリング カルティエ 変形直し05
 

別角度から見ると割れが入っています。
ラブリング カルティエ 変形直し06
できるだけ ぴったりと合うようにしてから溶接(ロー付け)し、補強します。
 

最終的にはここまで、円に持っていき研磨していきました。
ラブリング カルティエ 変形直し07
 

少しでも減りをなくしたいので研磨はほんとに軽くです。でも取れる傷は取っていきたい。
ラブリング カルティエ 変形直し08
バランスを見ながら研磨していきました。 なので、深い傷はそのまま残してあります。
 

別角度から見ると、、、
ラブリング カルティエ 変形直し09
 

ラブリング カルティエ 変形直し10
 

変形による金属のシワを取るため、カルティエの刻印もかなり薄くなってしまいました。
ラブリング カルティエ 変形直し11
そして、なんとか無事納品できました☆
 

今回思ったのは、修理ってほんと難しいです。 修理はマイナスの状態から どこまで回復させれるか、だと思うのです。 ただ その回復のレベルがお客様と僕とで統一されていればいいのですが、ぼく自身もどこまで回復できるか 分からない時があるんですよね。
 

そうなると、やれるだけ やってみます!! みたいな感じになってしまいます。
 

また仕事を引き受けるか、受けないかでも、もしウチが断って、他のお店で直したほうがもっと上手に直せる可能性も十分あります。 そう考えると断ったほうがいいの? などなど、、、考えると修理の対応の仕方が広すぎるんですよね、、、
 

できるだけ修理前と修理後の画像をブログなどでUPしてアトリエエッグのレベルをいい意味でも、悪い意味でも知ってもらう。 そしてあとは任せてもらう。 それしか今は思いつかないです。。。 修理の対応の仕方って難しい。
 

アトリエエッグの製作ブログではこの他にもいろいろな修理をご紹介しています。 奥様がカルティエの結婚指輪を失くされ、旦那様の指輪を-7番にするサイズ縮めなども、、、
カルティエの結婚指輪のサイズ直し 03
カルティエ結婚指輪のー7番のサイズ直し
 

アトリエエッグでは、京都の工房にて指輪のサイズ直し、新品仕上げ、変形直しなどの修理をしています。
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コメント (4)

Comments

  1. 匿名 より:

    いい仕事しているし、思い入れのある品の修理のプレッシャー、直してあげたいというワクワク。

  2. 匿名 より:

    同じような状態に指輪がなってしまい、諦めていたのですが、修理お願いできますでしょうか。

  3. 匿名 より:

    通りすがりです。
    スゴイですね。ちょっと感動しました。

    • atelier-egg より:

      ありがとうごいざいます~☆
      そして、返答が遅くなってすいませんでした、、、m(_ _)m

コメント

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