こだわりの指輪
4月です~
工房に来る前に同志社大学の前を通るのですが、サークルの勧誘していて、
コレを見ると1年経ったんだ~、と感じますね(^^)
さて、今回のご紹介はオーダーメイドで製作した、シンプルですがこだわりのある結婚指輪
正面から見ると、シンプルな甲丸リングなのですが、、、
2層のコンビ(Pt900+18K)で製作してあります(^^)
リング幅や厚みなど、リングの形状にもかなり こだわっていたのでワックスで何個も製作し
形状を絞り込んでいきました。 画像からも分かるようにメンズはかなり厚みがあります。
リングの厚みがメンズが2.5mm、レディスも2.0mm、、、
ちょっと つけ心地で心配だったのシルバーサンプルで確認することにしました。
同時に正確なサイズ確認も この指輪はサイズのお直しができないんです
そして、確認作業が無事終わったので地金での製作に
いい感じにちょうど入らない
この状態から木槌で叩いて、押し込みます
ジワジワっと入っていって おぉ~、こちらもいい感じ
自画自賛モードに突入であります
画像では隙間があるように見えますが、ロー材がスゥーっと流れるように角を落としてあります。
後は溶接(ロー付け)をしたら完成~
得意ではないけど、最近はリング一周の溶接をよくするので大丈夫
、、、、 と、思っていました、この時までは
ここからは画像を撮れないほど、奮闘、、、、 そして撃沈しました
隙間が開くんです。。。。 今までも多少の隙間が開いても対処ができていたんですが
今回はムリだと、思いました。 そして、これは何回やっても自分にはムリと判断。
原因はリングの厚みなのかぁ、と思っています。 今まで1.6~1.8mmくらいの同じような
2層の指輪は仕上げていたので。
ただ、お客様からお仕事を請けた以上、なんとしても製作しなければなりません。
別の製作方法を考えてて、思い出したのは以前 友人の作り手さんがフェイスブックに
UPしていたキャスト前の画像。
同じような2層のリングを、、、 こんな感じにキャストしてました
これ外側はプラチナの指輪で内側はワックスです。
これを石膏(埋没材)に入れて熱を加えるとワックスが溶け出して、ワックス部分が空洞になります。
そこに溶けた18Kゴールドを流し込み、圧力を掛けて押し込むという方法です。
もう 藁にもすがる思いでキャストをお願いして、無事キャスト成功~
ちなみにプラチナにはこんな感じに表面荒らして、何箇所も凹みをつけます。
ココに溶けた金が流れ込んで食い込ませ、分離しないようにしました
仕上げはすんなりでした~ 境目にスという小さな小さな凹みが出ないか心配でしたが、、、
出ませんでした 境目をスコープで見ていても完全にくっついてました。
納期もかなり迫っていた指輪などで、友人の作り手さんには感謝しかありません
シンプルな指輪にオールドイングリッシュの書体で文字入れ。 いい感じです
お客様にも無事 期日までに納品出来て、よ、よかった~ (^^)/
製作し終わると今回の苦しさを忘れて、また悩ましいものを製作してみたい
という気が湧き上がってくるんですよね(笑)
お客さまに喜んでもらえたことで、ほんとにすべて吹き飛ぶようです(^^)
最後に今回のやっかいなキャストにも対応してもらえたジュエリーオーダー店をご紹介~
結婚指輪やベビーリングを製作しているお店なんですが、自社工房で全部製作しています。
ジュエリー アトリエ [福岡] ← こちらから移動できます。
実は以前にもプラチナキャストを助けてもらいました ほんとに短納期でm(_ _)m
i さん、ありがとうございました (^^)
さぁ~、今日は帰ろう~ 昨日は日を跨いで仕事だったのでクタクタ~
※同じような2層(表側イエローゴールド/内側ピンクゴールド)の婚約指輪を製作しています☆
シンプルなコンビの婚約指輪(ピンクゴールドとイエローゴールド)
アトリエエッグでは 結婚指輪、婚約指輪、オーダージュエリーを製作しています。
過去に製作したものを一覧で見ることができるので、ぜひご覧ください。
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