キーホルダーを修理

公開日:  最終更新日:2024/06/03

 
先日、どうしてもお気に入りをペンダントを修理(新品仕上げ)をしてほしい
とのご依頼がありました。
通常は他店の新品仕上げなどしないのですが、どうしてもということで[あせあせ(飛び散る汗)]

責任は取れませんよ[手(パー)] とのご了承をいただき、送ってもらうことに、、、、
送られきたのはキズだらけのカルティエのペンダント[exclamation×2]
が、お値段を調べるために「カルティエ ペンダント」 で検索をすると見つからない[あせあせ(飛び散る汗)][あせあせ(飛び散る汗)]
お客様に確認するとカルティエのキーホルダーをペンダントにリフォームしてもらった
のことでした。  (それを早く言ってくれ~、と心の中で叫んでいましたが、、、 [雨]

アイテムがキーホルダーだと素材が何かまったく分からなくなってしまうんです[たらーっ(汗)]
ペンダントの重さと表面の雰囲気から材質はステレンス?? と思いながら
面ムラができないように慎重に研磨。。。
研磨といっても磨くというより、キズを取るために表面を削っていくという作業です。

だいぶキズも落ちてきて、あともう少しで終わりそうというところで、、、[手(パー)]
うっすらピンク色が現れました[あせあせ(飛び散る汗)]  ぎゃ~~[あせあせ(飛び散る汗)][あせあせ(飛び散る汗)]
そこで初めて白系のメッキの下に銅メッキが掛けてあるということに気づきました[たらーっ(汗)]
キズがおおよそ取れたときには、、、 写真の右側のペンダント状態。
カルティエのキーホルダー 01
ピンク色と銀色がまだらに見えますが、銅メッキのさらに下の金属(たぶんステレンス)が
見えてきてます。

右側のペンダントのキズがほとんど取れている、というのがわかるでしょうか。。。
カルティエのキーホルダー02
このあと、メッキ屋さんへ[ダッシュ(走り出すさま)]
一度、銅メッキを完全に剥がすかはメッキ屋さんにお任せして、銅メッキの上に
ロジウムメッキしてもらい左側のペンダントのようになりました。

銅メッキを剥がさず、上から銅メッキ、そしてロジウムメッキをかけたようですが
ムラはほとんどわかりませんでした。

今回の新品仕上げで感じたのはメッキの厚さがジュエリーとはまったく違うということでした
ジュエリーのメッキって軽い研磨で剥がせますが、このカルティエのキーホルダーは落とす
のは結構手間です。

画像からも分かるように表面の傷はメッキの層まで、本体は無傷でしたから。
ドキドキのお仕事でしたが勉強にはなりました[手(グー)]
四苦八苦しましたが、無事 カルティエのキーホルダーを納品できてよかった~[晴れ]

それでは10月もがんばりまっす[exclamation×2]

 
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