エンドミルの形状
今日は切削機に使う刃(エンドミルの形状)の紹介です。
まずは写真で・・・・
これがぼくの使っているエンドミルです。
この4本でほとんどのものを切削していきます。
径は0.1mm、0.5mm、1mm、3mmを使用し、
それぞれ、おおよその役目は決まっていてます。
ちなみにそれぞれのエンドミルに円柱のようなものが付いていますが、
これはエンドミルの刃長を一定保つためのストッパーです。
これによって切削途中でエンドミルを交換しても大丈夫になっています。
エンドミルをUPで見てみると・・・・
こんな感じです。 普段よく見るドリルのように先端が尖っていません。
そうなんです、ドリルは下方向に彫っていくため先が尖っていますが
エンドミルは横方向に切削していくため先端は平らになっているんです。
0.5mm、1mmも同じ形状をしていますが、一番細い0.1mmだけは
こんな感じになっています。 刃先0.1mmのままストレート
になっていると強度が保てないため、こんな感じに少しづつ
太くなっています・・・・
ということは深く彫れば彫るほど、データ通りに切削できない
ことになります。 この刃だけでなく、どの刃にも有効刃長と
いうのがあるため深く彫るのには限界が出てきてしまいます。
なので、ここからはパズルのような世界で、手持ちのエンドミルの
種類と手順の組み合わせで希望の形を作っていきます。
例えば・・・・
こういった石枠などはエンドミルの種類と手順の組み合わせが
重要になってきます。 もちろん、高価な工作機があれば
そんなこと考える必要はありませんが、そうでなければ、
こういった切削の技術と手作業の技術が必要になってきます・・・・
長くなってきたので、つづきはまたにしますね。
(また、バッサリと終わってしまった・・・・ (^^;) )
(2018.7.1 追加分)
切削機の刃のことを製作ブログでご紹介しています。
細かい部分を切削する刃(最研磨) (2017/07/21 製作ブログ)
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